特定非営利活動法人 志リレーションLab

障害・病気のある子,個性のありあまる子を 地域の宝に
愛媛大学発! 松山を拠点に活動する特定非営利活動法人です

理事長挨拶

近年、障害者の権利に関する条約への批准をはじめ、国内法の整備に伴い、誰もが、障害の有無にかかわらず共に学び、生きる共生社会、及びインクルーシブ教育システムの実現に近づきつつあります。一方で、愛媛県のような地方自治体においては、①障害や病気により学習・生活上に困難を抱える人が、社会で自立して生きるために必要となる力(生きる力、ライフスキル)を維持・開発・伸長する取り組み、②「誰もが、障害の有無にかかわらず共に学び、生きる共生社会」の実現に向けた取り組みに携わる社会資源が少ない等、多くの課題が残っています。

例えば、学校現場では特別支援教育が推進されたことにより、病気や障害等に応じた学習支援・自立支援が実施される機会が増えています。そうした中で、発達障害傾向のボーダーラインの子や、病気やケガ等により長期入院中の子、心理的な要因等により長期欠席せざるを得なくなった子は、支援や合理的配慮が必要であることを周囲から理解してもらえない状況が残っています。また、インクルーシブ教育は「障害のある者が教育制度一般から排除されないこと、自己の生活する地域において初等中等教育の機会が与えられること」を前提としているにも関わらず、障害や病気が重複している子は、症状が重篤であるがゆえに、十分な教育の機会が提供されていない場合もあります。

当法人は、障害や病気により学習・生活上に困難を抱える人が参画できる地域・社会の実現に寄与することを目的とします。具体的には、①発達障害等の傾向がある人や、障害が重複している人、病気等による学習空白がある人達の困難に関して、多くの人の共感的理解を促すこと、②支援や合理的配慮の提供を通じて、困難がある人の学力、生きる力・ライフスキルを高めること、更に、③活動の結果としてこれらの人の社会参画や生活の質(QOL)が向上すること、等に寄与したいと願っています。

 

特定非営利活動法人 志リレーションLab

代表理事

苅田 知則(かりた とものり)

代表理事・苅田知則の写真

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